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DX時代に必要な知識と人材とは?意味が分からない人にも一から解説

みなさん、「DX」とは、ご存じでしょうか?普段耳にする言葉ではないため、分からない人も多いと思います。しかし、「DX」について学び、推進を行うことで、「企業」は、競争上の優位性を確立することができ、「人々」には、より良い生活をもたらすことができます。

最近は企業が「DX」について関心を強く持ち、「DX」を強化をしています。「DX」の成功事例をニュース等でも取り上げられることが多くなり、一度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、「DX」について知識がない人にも一からレクチャーしていき、「DX」時代に成功していくことができる情報を伝えていくことができたら良いと思います。

1.DXの基本情報

DXってどういう意味?

DXとは、IT技術やデジタル技術を使って生活をあらゆる面でより良い方向に変えていくことです。DXはDigital Transformationの略語であるため、これをそのまま日本語に訳すと「デジタルによる変容」という意味になります。

DXの例

意味について知っただけでは、DXに関してあまりイメージがつきにくいと思いますので、DXの成功事例をあげてイメージをつかんでいただこうと思います。

SNS

SNSが発達することで、個人でも「情報交換」や「意見交換」を、オンラインを通して行えるようになりました。また、SNSを利用することで、同じ趣味や話題を持つクローズなコミュニティを作ることが可能になりました。SNSを使えば、個人でも発信力や影響力を持つことができ、個人の発信を行いやすい環境を作り上げたことは、SNSが与えた大きな変化とも言えます。この変化は、個人が生活やビジネスに活かすことで成功する人が増えて、インフルエンサーが誕生するきっかけともなりました。

SNSを利用しているのは、個人だけではありません。企業はインフルエンサーになろうとしているわけではないため、企業がSNSを利用する狙いは何なのか、つまり、何をどのようにDXしようとしているのでしょうか。その答えは、SNSを使うことでマーケティングをDXしようとしています。 

この一つの方法として、「SNSマーケティング」があります。「SNSマーケティング」とは、SNSを利用してユーザー情報を獲得したり、ユーザーからの好感度を高めることで、好みに合ったサービスの広告を打ち出す手法です。他にも、企業は、企業のブランディングとしてSNSを利用しています。企業がSNS開設をすることで顧客からの認知や信頼が得られます。また、ユーザーの意見も取り入れやすくなり、サービスの向上にもつながります。つまり、SNSは新しいビジネスモデルを作ったとも言えます。

検索エンジン

検索エンジンの誕生により、情報がデジタル化されたため、新聞や雑誌などからの情報がなくても、情報の入手がより手軽になりました。今では、分からないことがあれば検索エンジンを使って情報を得ている人がほとんどだと思います。この影響により、企業でも大きくビジネスモデルが変革していますが、企業は検索エンジンを利用してどのようにDXしようとしているのでしょうか。

企業は、SEOを使った集客をしたり、検索エンジンを使ったリスティング広告を行っています。検索エンジンだけでもマーケティング方法が大きく変化し、新しいビジネスモデルが多く生まれています。

他にも、チャットツールによる、仕事内の連絡の効率化や、ZOOMによる会議やミーティングの稼働時間の短縮、契約の電子化、生産管理や顧客管理を含む管理のシステム化など様々な事例があげられます。

DXの定義

DXという言葉は場面によって使われ方が少し違っていたり、意味合いが異なっていたりと、理解が難しく感じられている方もいると思います。そこで、3つのDXの定義について知ってもらいたいと思います。

デジタルトランスフォーメーション

後の文章でも説明させていただきますが、デジタルトランスフォーメーションは、スウェーデンのオウメ大学のEric Stolterman2004年に提唱した概念のことです。ここでの定義は、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させること」です。これは、最もDXの意味として説明されている定義でもあります。

デジタルビジネストランスフォーメーション

デジタルビジネストランスフォーメーションは、2010年にマイケルウェイドらが提唱した概念です。ここでの定義は、「デジタル技術とデジタルビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること」です。デジタルトランスフォーメーションと区別をするために、デジタルビジネストランスフォーメーションと呼んでいます。

2018年に経済産業省が公表した定義

2018年に経済産業省が公表をした定義では、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を用いて、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルをへんかくするとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と提唱されています。

定義によって意味は似ているものの、細かな意味や、使われ方が少し違っていることが分かります。

2.なぜDXが重要なのか

DXが重要視される理由

DXが重要視されている理由としては大きく分けて3つの理由があります。その理由についてお伝えしていきます。

①労働力が不足する

総務省によると、生産年齢人口が2020年から2035年にかけて、たったの15年間で、約1,000万人減少すると予測されています。日本ではかなりの速度で少子高齢化が進行しているため、生産年齢人口の減少による労働力の不足は確実になります。労働力が減少する中で、成長を続けるには業務の効率化が必要不可欠になってくるため、DXを取り入れることは欠かせません。

②業務の効率化

労働力の不足の解決策として業務の効率化が必要になりますが、IT化やデジタル化をただ行うだけでは、業務効率の改善につながるというわけではありません。DXの業務効率化は、働き方やビジネスモデルを見直すことで、IT化によって根本から新しい働き方を作り出していくものであり、それが結果的に業務効率の改善につながってきます。

③2025年以降の経済損失を防ぐため

経済産業省が発表したDXレポートによると、次の文章で紹介しますが「2025年の崖」というものが要因となります。これは大きく分けて3つの注意するべき事態が示されており、DXが現在、注目されている理由と結びつきが深いため、次の文章で詳しく説明していきます。

なぜDXが注目されているのか

DXが注目されている大きな要因として、2018年に経済産業省が発表した「2025年の崖」というものが深く結びついていると言いましたが、内容について簡潔に説明すると、現在の企業システムが複雑になりすぎてブラックボックス化されていることに警告をしました。その上で、DXをしないと落ちうる可能性がある危機的事態が3つありますので、お伝えしていきます。

①ビジネスモデルを市場に合わせて柔軟に対応することができなくなり、競争で負けてしまう。

②システムの維持費、管理費がランニングコスト全体の9割以上を占めるようになり、大きな負債を抱える原因となる。

③システムの保守運用ができる技術者が不足していき、セキュリティの問題や事故などによるトラブルが起こるリスクが上がる。

これらの三つの事態に陥ってしまうと、2025年以降の経済的損失が12兆円になってしまいます。これを「2025年の崖」と言います。このような事態を防ぐため、国はDXを推進するためのガイドラインを作成し、「DXする際の経営のあり方や仕組み」、「基盤となるシステムの構築」について発表しています。また、2020年の、企業の世界競争力ランキングでは、日本は年々順位を落としており、34位となっています。つまり、DXによるデジタル化は日本企業の、命題とも言えます。

DX時代までの経路

現在では、DXを取り入れ始めている企業が増えてきており、企業が競争の中で生き残るためには無視できないことであると気づき始めている人は多いと思いますが、「DX時代」までの、DXの歴史や経路はどのようなものなのかを基本情報としてお伝えしていきます。

DXは、2004年に、スウェーデンのウメオ大学で教授を務めるEric Stoltermanが「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という意味をもつ、デジタルトランスフォーメーションを提唱が始まりでした。

それから、DXによる大きな変革の波が影響したことで、日本を含む企業でもDXの推進が活発になり、現在ではDXを重要視した「DX時代」となりました。

3.DXにも側面がある?

DXのデメリット

DXについて、メリットについて理解することは大切ですが、DXを推進し、実現するにはデメリットについても理解しておく必要があるのでご紹介します。

結果が出るまでに時間とコストが必要

DXを推進し始めてから、企業で大きな効果が出始めるまでには平均で3~5年程度の期間が必要といわれており、DXの推進を行うに当たって、人材や資金、モノもかなり必要になってきます。そのため、DXを実現するためには長期的な視点でプロジェクトを行っていくことができる、資金やリソースが必須条件になってきます。資金力に乏しい企業や短期的な結果を求める企業ではDXがなかなか進みません。

大規模システムから抜け出すことが難しい

業務フローの中に大規模なシステムが取り入れられているような企業では、他のシステムへ移行することが困難な場合があります。そのような企業ではDXの推進が難しいことが多いです。長く親しまれてきた業務フローの変更を行おうとすると、反対される可能性もあるため、効率よく進めるためにはDX実現によって期待される効果について詳しく説明し、納得させる必要があります。このように、既存の大規模システムが障壁となり、DXの実現が難しくなっている企業が多くあります。

DXの注意点

DXのデメリットを踏まえたうえで、DXの注意点についてご紹介します。

目標や戦略を立てる

DXの推進を行うことで、自分たちが目指す企業の目標、姿について明確にしておくことが必要になってきます。その最終的に目指すべき企業の姿について会社全体で共有を行っておくと良いでしょう。

IT化やデジタル化による変革を求める思想だけが先走ってしまい、目指すべき姿が社内全体で理解がされていなければ、方向性が定まらず、社内での動きもバラバラになってしまいます。

継続して取り組みを行う

DXを成功につなげるためには目標や戦略を立てることが大切であると言いましたが、第二段階として、その取り組みを継続して行うことが大切になってきます。目標に向けて、効率的な方法を見つけ、改善を繰り返して取り組み続けることが成功へのカギとなります。

DXの失敗例

DXの失敗例について見ていきましょう。

・小さな問題が発生し、DX化が進まない

DX化に着手しようとしてもDXに関する知識が乏しく進め方ややり方が分からない、DX推進を行うための人材が不足している、上司からの承認に時間がかかる問題などが発生してDX化が進まないなどの問題が発生している企業が多く見受けられます。DXを推進させるにはPDCAを回し、プロジェクトを進めていく必要があります。

・導入したシステムを扱える技術を持つ人材が不足

DX推進のために導入したITツールを扱える人材がおらず、DXが進まないという失敗事例もよくあります。ITツールの導入を行っても、そのツールを扱える技術を持つ人材がいなければ、ビジネスを変革させることはできず、ITツールの導入やシステムの導入が無駄になってしまう可能性があります。また、ITツールを適切に扱うため、従来よりも業務の工数が増えてしまい、目的がITツールやシステム導入自体にシフトチェンジしてしまうというリスクがあります。

・部分的な変革だけで、DX本来の目的が達成できない

DXの本来の目的は、「市場での生産性や競争力を高める」こと、つまり、先進的なデジタル技術を取り入れて、経営のシステムやビジネスモデルの変革を行うことです。そのため、一部の人だけが取り組むだけでは、部分的な変革で終わってしまい、DX本来の目的達成にはなりません。

4.DX時代に必要なこと

DX時代が進む未来とは

DX時代が進むにつれて、多くの企業は、より効率の良い業務を実現し、競争上の優位性の確立に成功していきます。また、DX時代が進むと、企業はビジネスにおいてデジタル技術を活用した、利便性の高い快適なシステムが構築されていき、その影響で、社会や人間、企業にとってより良い環境に変わっていきます。そこで、DX時代において生き残るためには、どのような生き方や働き方をしていけば良いのか解説していきます。

DX時代の生き方・働き方

DX時代において様々な生き方が示されている中で、筑波大学の准教授、落合陽一氏が言及していることについて引用しながらお伝えしていきます。

この記事において落合氏は、「社会がDXする中において、個々人の意識もトランスフォーメーションする必要があると思います。色々な個々人の想いを組んで個々人がハッピーに生きられるかに尽きると思います。デジタル化が進むことでリモートワーク等を含め、いろいろな働き方ができるようになり、色々な形態で会社と接点を持ち、お金を稼ぐことが可能になりました。キャッシュレスが叫ばれていますが、単にお金がデジタルになるという次元ではなく、もっと根本からお金を含め、全てがデジタルで回っている社会を作っていかなければ、DXの滑らかな社会は起こりえないのではないか。」と述べています。

個の時代、DX時代の生き方、働き方 落合陽一氏「なぜ日本はAI先進国になったのか?」「無形なモノに価値を置けるか?」より引用

https://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/16799272/

DX時代に必要な人材

難しい生き方を要求されるDX時代の中で、DX時代に必要になってくる人材とはどのような人材でしょうか。「DX人材」は、「デジタル人材」や「IT人材」とは異なり、デジタルに関して熟知したうえで、事業を変革させることが可能な人材のことを言います。システム開発だけでなく、業務推進や事業開発の役割を担う職種でも、デジタルを駆使してビジネスを変革させることができる人材も「DX人材」になりうるということです。

また、DX推進を担い、求められる6つの職種を箇条書きでご紹介していきたいと思います。

・ビジネスデザイナー

・UXデザイナー

・エンジニア

・テックリード

・データサイエンティスト

・ビジネスプロデューサー

以上の6つがあげられます。DX人材について詳しく知りたい方は、これらの職種について調べることも良いかもしれません。

5.まずはDX時代に必要な知識を身につけよう!

今回の記事では、DXの基本情報、重要なポイント、側面、DX時代に必要なことについて説明していきました。DXの表面的な意味や、メリットだけを理解していても、DX推進を行う上での、明確的な目的や、側面を理解していなければ、そこから綻びが生じてしまい、全体的な変革につながらず、失敗に終わってしまう可能性があります。また、DXをなんとなくの心持ちで中途半端に行うと、無駄な時間とコストだけがかかり、何の成果も得られずに、失敗だけが残ってしまうリスクもあり危険です。

DXの取り組みが失敗で終わらないためにも、DXを始める際には、全体で明確な目的の共有を行い、必要なモノ、人材、DXの側面について理解をしたうえで、DXを進めることで、成功への第一歩であり、DX時代を生き抜いていくためのカギになるのではないでしょうか。

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